ヒマつぶし情報
2021.07.29
ナマケモノの生態
ナマケモノ

ナマケモノ。
あの可愛らしい姿と、ゆったりとした生き方が刺さり、多くの人に愛されています。
しかし彼らも、実際にはただ怠けているだけではないのです。
今回はあまり知られることのない本当の姿をお伝えしていきたいと思います。
渡る世間は天敵ばかり

動きの遅いナマケモノたちにとって、地上の生物のほとんどが天敵になります。
見つかったらほぼ死ですからね。
そのため、身を隠す意味も込めて一生のうちほとんどを木の上で過ごします。
食事の頻度も量も少なく、一回の食事で数グラムしか食べません。
動かなさ過ぎて自分の身体に生えた苔を食べることもあるようです。可愛いですね。
上でほとんどといいましたが、では一体どういうときに木から降りるんでしょうか。
トイレですら命がけ

そう、トイレの時です。
トイレの時だけは木から降りて地上に移動します。
しかしご存知の通り、ナマケモノの動きは超スローペース。
一日に3~4メートル動ければいい方なんですね。
その最中にほかの動物に見つかろうもんなら即DEAD ENDなわけです。ハードですね。
ただ、食べる量が少ないためトイレに行くのは月一程度のようです。
それでも月一で死の恐怖を味わうのはきつすぎますけどね普通に。
ナマケモノは動かない

では万が一天敵に見つかってしまった場合どうするのか。
俊敏に動けるわけでも、攻撃できるわけでもない彼らがすることはただ一つ。
じっとして動かないんですね。
変に動くと逆に刺激してしまって一瞬で襲われてしまうので、動かないことで
「あれ?こいつ餌じゃねえのか…」
となることを祈るんですね。
それでも食べられてしまう場合、全身の力を抜くらしいです。
理由はすこしでも食べられるときの痛みを減らすため。可愛いですね。
始まりのナマケモノ
今でこそこんなに愛らしいナマケモノですが、大昔のナマケモノは可愛いとかそういう次元じゃなかったんです。

オオナマケモノ。またの名をメガテリウム。
和名では「大懶獣(だいらんじゅう)」というそうです。かっこよ。
このメガテリウムさん、大きさが半端なかったんです。なんと
全長6m、体重3t。
いや死ぬ死ぬ。出会ったとたん敗北宣言ですよこんなん。
しかも巨大なかぎ爪をもつ上に二足歩行も可能で、当時最強の捕食者であるサーベルタイガーすら手が出せなかったらしいです。
見た目に騙されてはいけませんね。

ナマケモノのような人生を送りたいです。
あと泳ぐのは速いらしいですナマケモノ。可愛い。